| [2025_11_28_12]ガラス固化体製造意向 原燃、再処理完成前検査で(東奥日報2025年11月28日) |
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04:00 日本原燃が2026年度中の完成を目指す六ヶ所再処理工場を巡り、増田尚宏社長は27日の記者会見で、完成前に行う「ガラス溶融炉検査」で実際に高レベル放射性廃液を用いて、ガラス固化体(高レベル放射性廃棄物)を製造する意向を示した。過去の試験ではトラブルが相次いだが、「溶融炉の機能や安全の要求について確認が終わっており、(検査に向けて)あまり課題はない」と述べた。 再処理の過程で発生する高レベル廃液は、溶融炉で溶かしたガラスと混ぜ合わせて金属容器に入れ、ガラス固化体を製造する。07年開始のガラス固化試験では、ガラスが流れ出にくくなる不具合などが続発。試験は東京電力福島第1原発事故後の13年まで要した。 工場完成までに必須の溶融炉検査は、26年度下半期を予定。検査項目は原子力規制委員会との調整で決まるが、増田社長は「廃液を使って安全機能を確認するのが検査の目的。改良を重ねて改善し、(課題は)既にクリアしたと認識している」と自信をのぞかせた。 原燃は操業(27年度目標)後に、新型溶融炉を導入する予定。 (佐々木大輔) |
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