[2025_11_28_10]大間原発 審査説明終了 2カ月先送り 電源開発、26年12月に(東奥日報2025年11月28日)
 
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大間原発 審査説明終了 2カ月先送り 電源開発、26年12月に

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 大間原発(大間町)の稼働を目指す電源開発(Jパワー)は27日、東京都内で開かれた原子力規制委員会の審査会合で、原子炉建犀など本体施設の安全性を確認するプラント審査の説明終了時期を2026年12月と2カ月先送りした。本格審査入りした今年6月時点では26年10月の完了を目指していた。

 先行して進められてきた地震・津波審査で、地盤・斜面の安定性に関する説明終了が遅れ、プラント側にも影響した。ほかに、説明の準備状況などを踏まえて全体のスケジュールを見直したという。
 大間原発は、全ての炉心でMOX(プルトニウム・ウラン混合酸化物)燃料を燃やすことができる世界初のフルMOX炉。軽水炉での実績がなく、審査の焦点の一つとなっている。Jパワーは同日の会合で、08年の原子炉設置許可以降に集めた新たな知見について説明。現行の設計手法は、許可の範囲内でフルMOX炉心に適用できると評価した。
   (加藤景子)
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