[2025_12_02_03]「国策」原発再稼働 お忍びで岸田氏が新潟入り 知事の「師」も暗躍(毎日新聞2025年12月2日)
 
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「国策」原発再稼働 お忍びで岸田氏が新潟入り 知事の「師」も暗躍

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 「国策」として進められてきた原子力発電所の再稼働の判断を巡っては、国や電力会社、地方自治体のさまざまな思惑が交錯する。新潟県知事が再稼働容認を表明するまでの過程では、どのような働きかけがあり、「県民の信」はどう作られたのか。一連の動きをみると、原発政策を巡る国の役割や責任のあいまいさ、いびつさも浮かび上がってくる。

 今年5月、新潟市内の懐石料理店である極秘会合が開かれた。会合の主役は岸田文雄元首相で、お忍びでの来県だった。岸田氏を後援する新潟の企業経営者が囲んだ形だが、その場には花角英世知事も参加していた。
 岸田氏は首相在任中に原発回帰の方針を打ち出し、東京電力福島第1原発の事故以降停滞していた原子力政策を推し進めた。柏崎刈羽原発の再稼働を花角氏が容認するかが焦点となっていただけに、「再稼働に向けた布石の会合だ」(関係者)といった臆測も呼んだ。
 水面下ではもう一人の大物政治家も暗躍していた。
 花角氏が官僚時代に秘書官として仕え、師弟関係にある自…(後略)
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