[2025_12_12_07]気象庁会見 “今回の地震『後発地震』の対象ではない”(NHK2025年12月12日)
 
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気象庁会見 “今回の地震『後発地震』の対象ではない”

 12:04
 青森県東方沖で発生した地震と各地で観測されている津波について気象庁は12日午後0時50分から記者会見を開きました。
 気象庁の清本真司地震津波対策企画官は「現在発表されている『北海道・三陸沖後発地震注意情報』の『後発地震』というのはマグニチュード8クラス以上の大規模な地震なので、今回の地震はその対象ではない。引き続き、地震への備えの確認を続けてもらいたい」と話しました。

 気象庁の清本真司地震津波対策企画官は「津波注意報を発表している地域では海の中や海岸付近は危険なので海岸から離れてほしい。潮の流れが速い状態が続くため注意報が解除されるまでは海に入ったり海岸に近づいたりしないようにしてほしい」と呼びかけました。

 “今回の地震『後発地震』の対象ではない”

 気象庁の清本真司地震津波対策企画官は「今回の地震についてはマグニチュード6.7という規模になっている。現在発表されている『北海道・三陸沖後発地震注意情報』の『後発地震』というのはマグニチュード8クラス以上の大規模な地震なので、今回の地震はその対象ではない。引き続き、地震への備えの確認を続けてもらいたい」と話しています。

 “津波注意報 あと1、2時間程度で解除について検討か”

 気象庁の清本真司地震津波対策企画官は津波注意報の今後の見通しについて「すでに津波が観測されている状況だが、このままの状態で落ち着けばあと1、2時間程度で注意報の解除について検討ができると考えている」と話していました。

 “地震活動 まだ活発な状態が続いている”

 気象庁の清本真司地震津波対策企画官は「今月8日のマグニチュード7.5の地震以降、周辺の地震活動が活発になって活動域が広がっていき、今回の地震はこの活動域の東側で発生した。8日以降、マグニチュード6クラスの地震は何回か発生していて、今回もその1つになる。このため、地震活動はまだ活発な状態が続いていると考えている」と述べました。

 “後発地震注意情報の期間 引き続き備えを”

 青森県東方沖では今月8日午後11時すぎ、震度6強の揺れを観測する地震が発生し「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が発表されていて、日頃からの備えの確認が求められます。
 気象庁の清本真司地震津波対策企画官は呼びかけの期間を更新するかについて「今回の地震は北海道・三陸沖後発地震注意情報の発表対象の基準よりも規模が小さいので発表の対象にはならない」と説明しました。
 そのうえで「後発地震注意情報の期間は、今月8日から1週間で、引き続き備えをしてほしい」と説明しています。

 “マグニチュードが更新で津波注意報を発表”

 気象庁は今回の地震で、当初、多少の潮位の変化があるとして海面変動に対して注意を呼びかけましたが、その後、津波注意報を発表しました。
 これについて気象庁の清本真司地震津波対策企画官は「地震発生後、最初はマグニチュード6.5の地震として発表し、津波注意報を発表するには至らないと判断した。しかし、そのあと地震波を解析したところ、地震の規模がマグニチュードが6.7と更新されたため、津波注意報を発表した」と説明しました。
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