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廃止費用35億円…Jパワー、28年度末までに「高砂火力発電所」廃止
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　Jパワーは高砂火力発電所（兵庫県高砂市）を2028年度末までに廃止する。カーボンニュートラル（温室効果ガス排出量実質ゼロ）実現に向けた措置の一環で、稼働から50年以上経過した非効率の石炭火力を退場させ、二酸化炭素（CO2）排出量の削減につなげる。現時点で廃止費用を35億円と見込んでいる。
　高砂火力は1号機が1968年7月、2号機が69年1月に運転を開始。出力はいずれも25万キロワット。発電方式の亜臨界圧は現在主流の超々臨界圧（USC）より2世代前で、発電効率も38％以下と低い（USCは43％以上）。Jパワーではほかにも高経年の石炭火力が稼働しており、全体の供給力の状況を見ながら、廃止時期を慎重に検討していくとしている。