[2025_12_13_01]後発地震注意情報 引き続き備え確認を 地震活動が活発 気象庁(NHK2025年12月13日)
 
参照元
後発地震注意情報 引き続き備え確認を 地震活動が活発 気象庁

 05:34
 今月8日にマグニチュード7.5の地震が起きた青森県東方沖では、12日もマグニチュード6.9の地震が発生して一時、津波注意報が発表されるなど、地震活動が活発な状態が続いています。

 千島海溝と日本海溝沿いでは巨大地震の可能性がふだんより高まっているとして「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が出されていて、気象庁は引き続き日頃の備えを確認するよう呼びかけています。
 今月8日の夜に発生した青森県東方沖を震源とするマグニチュード7.5の地震では、青森県八戸市で最大震度6強の激しい揺れを観測したほか、北海道から東北にかけて津波警報や注意報が発表され、岩手県の久慈港では70センチの津波を観測しました。

 12日の昼前にはマグニチュード6.9の地震が発生し、東北と北海道の広い範囲で震度4の揺れを観測したほか、一時、北海道から宮城県の沿岸に津波注意報が発表され、北海道えりも町と青森県八戸港で20センチの津波を観測しました。
 今月8日のマグニチュード7.5の地震のあと青森県東方沖では地震活動が活発になっていて、震度1以上を観測した地震は12日午前4時までに35回となっています。

 今月8日の地震を受け、千島海溝と日本海溝沿いでは巨大地震が発生する可能性がふだんより高まっているとして「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が発表されています。
 気象庁によりますと、この『後発地震』はマグニチュード8クラス以上の大規模な地震のため12日の地震は対象ではないとしていて、引き続きより規模の大きな地震が起きる確率がふだんよりも高い状態が続いているということです。

 この情報の対象となっているのは、北海道と青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、千葉県のあわせて182市町村です。
 この情報が出ても必ず巨大地震が起きる訳ではないため事前の避難は求めていませんが、すぐに逃げられるように、非常用持ち出し袋を準備することなどを求めています。
 また、避難場所や避難経路の確認、家具の固定、食料や水、トイレなどの備蓄品の準備など日頃の備えも改めて確認するよう求めています。

KEY_WORD:青森地震-後発地震-2025-12-08_:AOMORI_2025_:後発-地震-注意-情報_: